久世福食堂

久世福食堂のデザインコンセプト

1.店舗設計

インテリアデザイナー 新藤 力 氏

久世福食堂の外観コンセプトは、江戸期以降に発達した店舗兼住宅で土蔵の一種でもある「見世蔵」。これを基調にして「文化・伝統×モダニズム」、「様式×抽象」、「本物の素材×職人の仕事」という基軸を組み合わせて設計されています。食堂とひと続きの統一感ある久世福商店や隣接するサンクゼールの店舗も新藤氏による設計です。


新藤力 氏Profile/1954年、広島市生まれ。1978年、(株)スーパーポテト入社。「無印良品」、「春秋」、「成田ゴルフ倶楽部」等を設計。1989年、同社取締役就任。1995年に独立し(有)POWERを設立。「暗闇坂・宮下」、「燈々庵」(あきる野市)、「石の蔵」(宇都宮)他多数。

2.アートディレクション

アートディレクター 田 正治 氏

2013年12月の「久世福商店」立ち上げ以来、田氏には同ブランドのアートディレクターに就任いただき、ロゴマークをはじめとしてトータルで久世福ブランドのデザインを監修いただいています。


田正治 氏 Profile/1980年、(株)浅葉克己デザイン室に入社、浅葉克己氏に師事。西武百貨店「不思議大好き。」、「おいしい生活。」や日清食品カップヌードル「シュワルツネッガー」などのグラフィックデザインを担当。1997年~独立。現在までキリンビール「私も大切。」、清水建設「パパの手」、西武百貨店「さくらももこ」、「モッズヘアジャポンサロン」などの広告、他多数。

3.ユニフォームデザイン

コスチュームデザイナー SERIKA 氏

久世福食堂で働く全てのスタッフも、パフォーマーであるべきとの思想から、映画・舞台のコスチュームデザイナーとして第一線で活躍されているSERIKA氏へデザインを依頼。働きやすく、まるで舞台に立っているようなユニフォームが完成しました。


SERIKA 氏 Profile/1995年、東京田中千代服飾専門学校デザイン科卒業後、フリーで活動開始。BSフジ「beポンキッキーズ」、映画「築城せよ!」、映画「MARIONETTE」の衣裳デザイン・製作。Brooklyn Arts Council International Film Festival入選など、他多数。現在、日本、ハリウッドを中心に舞台、映画衣裳のデザイナーとして活動中。

4.久世福食堂の大テーブル

アーティスト 富田 文隆 氏

140坪の久世福食堂 軽井澤本店の中央に配置される大きなシェアテーブル。一目で違いがわかるただモノではないという存在感。造られたのは、群馬県赤城山麓に佇む「TOMITA STUDIO」。日本素材と独自製法にこだわり、素材の素晴らしさを最大限に活かしたシェアテーブルが空間に深い陰翳を与えます。


富田文隆 氏 Profile/1953年、群馬県伊勢崎市生まれ。1976年、スウェーデン、カール・マムステン工芸学校へ留学。帰国後の1982年、前橋市に工房を設立。2013年、ラスベガス NOBUホテル・シーザースパレス展示。上毛芸術奨励賞、上毛芸術文化賞、受賞者展覧会「夢の軌跡」群馬の作家59人展

5.組子細工の間仕切り

建具師 横田 栄一 氏

久世福食堂の座席を仕切るパーテーションには、組子細工を使用しています。本物の手組みならではの温もりが店内の空間に、柔らかな光と影を映し出し、リゾートでの会食シーンを美しく演出します。お隣り、久世福商店の欄間も横田氏の作品。


横田栄一 氏 Profile/釘や接着剤を一切使わずに、手作業で精密な紋様を編み出していく伝統技法「組子細工」を芸術の域にまで高めた第一人者。長野県小諸市の家具職人の家に生まれ、16歳から8年間、親方の元に住み込み建具を修業。「何かもう1つ突き抜けた技術がないと、生き残っていけない」と考え、組子細工の世界へ。25歳で栄建具工芸を設立。以降、組子細工一筋。内閣総理大臣賞5度受賞、黄綬褒章受章。

5.いぶし銀の藤岡瓦

藤岡瓦職人 五十嵐 清 氏

江戸期、豪商の店蔵の特徴であった「なまこ壁」には上質な瓦が使われていました。久世福食堂 軽井澤本店のファサードには、いぶし銀の風合いが美しい藤岡瓦を使ったなまこ壁が組まれています。一枚一枚丁寧に焼き上げていただいたのは炎の匠 五十嵐清氏です。


五十嵐清 氏 Profile/戦前から続く瓦職人の三代目。飛鳥時代から続く伝統的な瓦製法「だるま窯」を用いて瓦を焼き上げる日本唯一の職人。量産の瓦よりも低い温度で焼くことで、焼締められずに「均一で美しい色合い」、「割れにくさ」、「保水性」が備る。独学で培った独自技術に対する評価が高まり、高島屋新宿店の飾り瓦や、有名寺院の敷石など使われ、遠くヨーロッパにまでその名声が広がっている。